2024年12月20日 1851号

【琉球弧も全国も どこも戦場にさせない ミサイルも弾薬庫もいらない! 平和をめざす集いin 大分/沖縄・西日本ネットワークの結成へ】

 11月30日から12月1日、大分市内で、沖縄、九州をはじめ各地のミサイル基地、弾薬庫の建設に反対する全国的な交流が行われた。

 11月30日、「沖縄・西日本ネットワーク(仮称)交流集会」にはオンラインを含めて130人が参加した。基調提案は具志堅隆松さん(ノーモア沖縄戦 命〈ぬち〉どぅ宝の会)が行い、「台湾有事」を口実に進む自衛隊の基地強化に沖縄と全国で共に闘うことを訴えた。

 大分の敷戸や湯布院駐屯地など九州各地、石垣島、京都の祝園(ほうぞの)で進むミサイル基地、弾薬庫の増強や自衛隊部隊増強の実態と市民の闘いが報告された。鹿児島では県内10か所近くで弾薬庫建設、基地強化、共同演習が進められ、参加者は改めて危機感を強める。

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)メンバーもZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)活動と署名の訴え、横浜ノースドック反対の取り組みの報告を行った。

 翌1日、敷戸弾薬庫のフィールドワークに60人が参加(関連投稿別掲)。

 午後の「ミサイルも弾薬庫もいらない! 平和をめざす集いin 大分」には500人が参加した。敷戸弾薬庫や湯布院、鹿児島など沖縄・九州のミサイル基地、自衛隊強化への反対をともに闘おうと訴えが続いた。また、在日パレスチナ人ラッパーのパフォーマンスなど多彩な音楽グループも登壇し、地元の大分合同新聞の後援を受けるなど、幅広い市民の結集で成功した。

 2日間の中で、ZENKOスピーキングツアーのゲストとして闘いを発信した具志堅さん、鯨津(ときつ)憲司さん(湯布院)、藤井幸子さん(石垣島)、神谷美由紀さん(2023年11・23沖縄県民大集会実行委員)なども次々とアピールした。

 交流集会と集いを通して、来年2月22日に鹿児島で開催される「戦争を止めよう!沖縄・西日本ネットワーク」発足集会への参加が全国に呼びかけられた。私たちも地域の反基地運動と沖縄連帯の闘いを持って合流していきたい。

(ZENKO全国事務局・森文洋)




辺野古新基地ノーと700人が大行動/12・22少女暴行事件抗議の県民大会へ

 沖縄・名護市辺野古では、大浦湾、辺野古崎への土砂投入、宮城島からの土砂搬出など新基地建設へ暴挙が続く。オール沖縄会議の米軍キャンプ・シュワブゲート前辺野古大行動には、雨天にもかかわらず県内外の700人が集い新基地ノーの声をあげた。12月22日「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める沖縄県民大会」(沖縄市)も呼びかけられた。

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