2024年12月27日 1852号

【みるよむ(717)/2024年12月14配信/2024ZENKOスピーキングツアー/大分・湯布院駐屯地のミサイル配備に反対する】

 11月27日、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)スピーキングツアー滋賀集会に、鯨津憲司(ときつけんじ)さん(大分・湯布院駐屯地「敵基地攻撃」ミサイル問題を考えるネットワーク メンバー)が、オンラインで参加し講演した。

 まず、陸上自衛隊湯布院駐屯地の鳥瞰(ちょうかん)図が示される。「第8地対艦ミサイル連隊」などの配備へ基地を拡張しようとしている。「西部方面隊直轄部隊の下に第2特科団の本部」「第301多連装ロケット中隊」、さらに「水陸機動団」も配備されようとしている。

 「湯布院の第2特科団が九州、沖縄、奄美も含めて地対艦ミサイル部隊を束ねて統括する」と言う。これは「台湾有事」口実の対中国戦争、ミサイル戦争の司令部になるということだ。

 自衛隊が現在開発している「島嶼(とうしょ)防衛用高速滑空弾」は射程が2千から3千`。湯布院や沖縄から、優に中国の北京、上海などに届く。飛行距離を1千`にしようとしている12(ヒトニ)式地対艦ミサイルも配備される。

 鯨津さんは「自衛隊が専守防衛から攻撃的な戦力へと大転換している。許してはならない」と強く訴える。

 大分県・湯布院の自衛隊ミサイル基地化、日出生台(ひじゅうだい)軍事演習、敷戸弾薬庫拡張反対運動への連帯、そして、沖縄・琉球弧から西日本、全国の自衛隊基地増強・ミサイル要塞化に反対する闘いを広げようと呼びかける映像だ。

今後の配信予定

 今後のZENKOスピーキングツアー映像の配信予定は次の通り。

 ◆12月21日「辺野古新基地建設に反対する」北上田毅さん(沖縄平和市民連絡会)◆12月28日「与那国島のミサイル・軍事要塞化に反対する」山田和幸さん(おきなわ住民自治研究所会員)◆1月4日配信休み◆1月11日「石垣島の軍事基地に反対する」藤井幸子さん(石垣島の平和と自然を守る市民連絡会)

 タイトルはいずれも仮題。

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