2024年12月27日 1852号

【読書室/私たちは売りたくない! 危ないワクチン#フ売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭/チームK著 方丈社 1600円(税込1760円)/接種3日後に突然死した同僚】

 この本は、製薬会社Meiji Seikaファルマの社員たちが危ないワクチン≠告発したものである。

 ワクチン販売を業務としてきた彼らは、若く健康な同僚がコロナワクチン接種後に突然死したことをきっかけにいろいろ調べてみた。

 予防接種健康被害制度認定制度では、これまでの全ワクチン(過去45年分)による被害認定者は3522人、死亡者151人に対し、新型コロナワクチン(3・5年分)による被害認定者は7937人、死亡者773人と格段に健康被害も死亡者も多いことがわかった。

 さらにワクチンの接種につれて死亡者数が激増していた。コロナが感染しだした2020年には日本の死亡者数は前年より約8千人減少した。ところが、国民の8割がコロナワクチンを接種した2021年には前年より6万7千人増加。2022年には前年より12万9千人増えた。

 ウイルスを不活化して作った抗原を注入する従来型のワクチンと違い、コロナワクチンの大半を占めるmRNAワクチンは人間の細胞に抗原を作らせる。mRNAワクチンが健康被害を引き起こす要因としては、(1)mRNAをくるむLNP(脂質ナノ粒子)が全身の器官で炎症を引き起こす(2)mRNAワクチンによって体内に製造されるスパイク蛋白が血栓を生じさせる(3)ワクチンの仕組みそのものから自己防御反応として免疫を抑制する―などが考えられている。

 著者たちは、いま会社が売り出そうとしているレプリコンワクチン「コスタイベ」は自己増殖型mRNAとして体内で大量の抗原を製造させ、いっそうの健康被害を引き起こす危険性があると訴えている。(U)
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