2025年01月03日 1853号

【少女性暴力抗議の沖縄県民大会に2500人/声を上げ続けよう/各地で連帯行動】

 12月22日、沖縄県女性団体連絡協議会が呼びかけ約100団体が賛同した「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める沖縄県民大会」が開かれた。この日、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は連帯して地域で行動したり、各地の連帯集会・デモに参加。関西からは、私を含め2名が沖縄県民大会に参加した。

 沖縄市民会館には2500名が集い、名護、宮古島のサテライト会場に170名、各地の連帯集会に550名が集まった。発言は、玉城デニー知事と若者代表の一人を除き全員が女性。何度も繰り返される被害への憤りと責任を取らない政府への怒りに溢れ、不平等な日米地位協定を今すぐ改訂するよう求めた。

 デニー知事は「これまでも今も不安の中で基地と共存≠オていることに声を上げなければ。小さな島でも国際基準が適用されなければならない」と強調する。

 若者代表の男子大学生は「何度目でしょうか。沖縄に押し寄せる悲しみの波はいつ収まるのでしょうか」と切り出し「次の世代を担うのは若者。若者の行動が社会を変える。二度と繰り返させてはならない」。同じく女子大学生は「中学2年生の時、20歳の女性が米兵に殺される事件が起こり、初めて県民大会に参加した。今22歳。13歳だった私が今はこの場に立っている。再び中高生を立たせてはならない」と訴えた。

 大会決議を採択し、「♪抑えきれない怒り/決して負けはしないさ」と『ケサラ』を合唱。最後に「明日に向かって再び力強く歩んでいこう」と「私たちの誓い」を全員で唱和した。

 二度と繰り返させない、声を上げ続ける決意を参加者みんなで確認した大会だった。

 被害者に寄り添うとは、軍事性暴力のない社会にするために声を上げ続けること。その訴えに応えて、元凶である基地も軍隊も無くすために、諦めず声を上げ続けていこうと思った。 (S)





 12月22日、横浜・桜木町では、「戦争をしないと決めた、憲法を活かそう集会 パレード」が行われ、500人が参加した。



 同日、大阪でも「米兵による少女暴行事件に対する抗議と再発防止を求める沖縄県民大会」同時アクション@おおさかが取り組まれ、集会・デモなどに100人が参加した。

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