2025年01月17日 1854号
【労組つぶしの大弾圧を許さない/450人が元旦行動で関生支部に連帯】
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1月1日、7回目となる「労組つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」主催の元旦行動が大阪府警本部前で行われ、450人が集結した。全日建連帯労組関西生コン支部組合員延べ89名が逮捕され71名が起訴された大弾圧から8年。今年は、執行委員長(不当逮捕当時は副執行委員長)の湯川裕司さんに懲役10年が求刑された京都事件の判決(2月26日)など、重要な裁判が続く一年になる。
実行委員長の小林勝彦さん(全港湾大阪支部執行委員長)が「民主主義が危機に瀕している中で、正しいことを訴え続けることが重要だ」と開催のあいさつ。
続いて湯川さんが「644日間勾留され、人質司法の実態を目の当たりにした。裁判は検察・警察のストーリーで進む。反社≠フレッテル貼りで産業別組合への弾圧が強まる。日本はどうあるべきなのか」と訴えた。
京滋実行委員会の服部恭子さんは「2月の判決文が書かれる前に抗議行動を強化すべき」と1月8日の京都地裁に向けたデモへの参加を呼びかけ、反原発や]バンドレーダー反対などの市民運動との連携を報告。れいわ新選組の大石あきこ衆院議員は「懲役10年の弾圧に立ち向かう姿に人間の可能性、美しいものを感じる」と語り、社民党の大椿ゆうこ参院議員も「憲法28条を守るため議会で闘い続ける」と表明した。
「警察は憲法を守れ!」「無罪判決を勝ち取るぞ!」と参加者はシュプレヒコール。『YAH YAH YAH』や『ケ・サラ』の替え歌、『インターナショナル』の合唱でも盛り上がった。
最後に、連帯議員ネットで大阪・豊中市議の木村真さんが「ダイハツや関電などの大企業にも労組があるが機能していない。闘う労働組合が必要」と訴えて締めくくった。
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