2025年01月31日 1856号
【みるよむ(720)/2025年1月18日配信/イラクCFC(自由と変革のための会議)/第1回会議でさまざまな運動が一堂に】
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11月29日、イラクのCFC(自由と変革のための会議)が第1回会議を開催した。サナテレビが報告する。
2003年のイラク戦争・占領以後、イラクの歴代政権は、医療も福祉も破壊し労働者の大量失業を生み出してきた。そのイラク社会を民主的に変革するために作られたのがCFCだ。結成のために、サナテレビの代表でもあるサミール・アディルさん(イラク労働者共産党)たちが何年も構想を練り準備を重ねてきた。
ついに11月、その第1回会議が開催された。集まったのは「10月市民蜂起の抗議運動、平等を求める闘争運動、クルディスタンでの教員の抗議運動、労働者、失業者、環境擁護者の指導者、活動家、著名人多数」だ。イラクの民主化運動や環境保護運動、労働運動などが一堂に会した感がある。
日本のMDS(民主主義的社会主義運動)やアブ・ワタンさん(イラク労働組合総同盟議長)なども連帯メッセージを寄せた。
全員一致で採択された方針は、真っ先に「パレスチナ人民防衛のための統一労働戦線への支持」であり、湿地帯の環境保護、人種差別をはじめあらゆる差別に反対すること、クルディスタン地域の教育労働者の権利擁護などである。映像から、立ち上がる労働者、市民の闘いの息吹が伝わってくる。社会変革の運動は大きく飛躍するに違いない。
CFCへの連帯と支援を
CFCは、PPSF(パレスチナ人民闘争戦線)などパレスチナの市民レジスタンスと固い連帯活動を進めてきた。会議から1か月半後の1月15日、ガザ・パレスチナの停戦が実現した。
イスラエルのジェノサイドに反対しイラク市民・労働者の権利獲得の運動を進めるCFCは、世界・日本の進歩的な人びとに連帯と支援を呼びかけている。
◆支援カンパの振込先は
【三菱UFJ銀行 阿倍野橋支店】口座番号 普通 4500578/イラク市民レジスタンス連帯委員会 森文洋
(イラク平和テレビ局in Japan代表・森文洋)
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