2025年02月14日 1858号
【OPEN〈平和と平等を拓く女たちの絆〉/3・8国際女性デーのつどいへ/日本政府にCEDAW(国連女性差別撤廃委員会)勧告を守らせよう】
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今年も3月8日に、「国際女性デーのつどい」を開催します。
韓国では、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領退陣を求め国会前にたくさんの市民が集まりました。なかでも20代の女性がいちばん多かったのです。つどいのオープニングでは、そんな韓国の女性たちに連帯する企画を準備しています。
講演は、小森恵さん(反差別国際運動事務局長代行)をお招きし「CEDAW(国連女性差別撤廃委員会)から日本への勧告を受けて〜ジェンダー、マイノリティ、CEDAW審査から見えてきたこと」という題でお話していただきます。
1979年に国連で採択された女性差別撤廃条約を日本は1985年に批准しています。条約の締約国は、政治的、経済的、社会的、文化的、市民的、あらゆる分野における女性差別を禁止する立法、措置をとることが決められていて、CEDAWから定期的に審査、勧告を受けます。
昨年の10月にCEDAWによる8年ぶりの日本についての審議が、ジュネーブで開かれ、日本政府代表団が参加しました。これに合わせて現場からの声を届けるため様々な団体が参加し、審議の傍聴、ロビー活動が行われました。CEDAWから出された総括所見(勧告)には、「選択議定書」(条約違反を個人が通報することができるなど)の批准をはじめ賃金の男女格差の解消、選択的夫婦別姓の導入、沖縄の米兵による性暴力の防止などがあります。
日本の女性の現状を訴えるためNGOとして参加された小森さんからは、リアルな現地の様子、CEDAWが日本に出した勧告は具体的にどのようなものなのか、どう活かしていけばいいかなどの報告を受けます。私たちがこれからできることについていっしょに考えていきましょう。
つどい実行委員会の参加団体からの報告、国際連帯の運動の報告もあります。
国際女性デーの始まりは、1904年ニューヨークでの参政権を要求したデモでした。日本では1923年に初の集会が開かれました。その女性たち先輩たちの思いを継ぎ、世界中の女性たちと手を取り合って、差別、ハラスメント、暴力のない社会をつくっていきましょう。3・8に集まろう!
(3・8国際女性デーのつどい実行委員・M)
3・8国際女性デーのつどい(主催−3・8国際女性デーのつどい実行委員会)
▽3月8日(土)14時〜16時30分(予定) 大阪天満橋エルおおさか視聴覚室
▽オンラインもあります。申し込みは、3.8wwdjk@gmail.com
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