2025年02月14日 1858号
【大阪IR・カジノを止める/3グループ合同訴訟1月27日期日/大阪地裁大法廷満杯で市民の意思示す】
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1月27日大阪IR・カジノを止めるための合同訴訟が大阪地裁大法廷で開かれ、満席の傍聴者が見守った。
この訴訟は、2022年7月提訴の「夢洲(ゆめしま)IR差し止め訴訟」、23年4月提訴の「夢洲カジノ用地賃貸契約差止訴訟」、24年9月提訴の「大阪IR・カジノ土地改良事業差止め訴訟」の3つのグループの合同裁判。昨年12月には、先行2訴訟からの新たな提訴で規模はさらに大きくなっている。
この日の弁論では、第2のグループが新たに提訴した事件(カジノ用地の格安賃料により大阪市民が被る損害を横山市長や松井元市長、カジノ業者、不動産鑑定士らに賠償請求するよう求めるもの)にかかわって、原告と代理人が意見陳述した。原告陳述では、7歳の子どもをもつKさんが、保育所や公園の現状など劣悪な大阪市の子どもを取りまく現実を告発し、カジノ業者を特別扱いする格安賃料契約への憤りを表明した。
次回期日は3月19日11時。
場所を移した合同報告会もいすが足りない満杯の参加者。冒頭、第1グループ原告山田明さんが、訴訟を牽引し昨年12月に亡くなった原告中野雅司さんを偲ぶことばを述べ、その後、第1から第3グループそれぞれから裁判の現状報告。
質疑では、各訴訟団の財政支援などを求める発言をはじめ、「夢洲カジノを止める大阪府民の会」事務局長で第3グループの原告・山川よしやすさんから「裁判支援を広く訴える統一ビラを」との要望も出された。合同訴訟にかかわるすべての市民が連帯・団結して裁判支援を広げようと確認し、報告集会を終えた。
3月23日には、万博・カジノ反対のあらゆる市民に「夢洲あぶない やめてんか カジノ・万博パレード」が呼びかけられている。
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