2025年05月02日 1869号

【サイバー先制攻撃法案 参院審議入り/廃案を求めて緊急行動】

 インターネット常時監視と他国へのサイバー先制攻撃を可能にする「能動的サイバー防御法案」が4月18日、参院本会議で審議入りした。「秘密保護法」廃止へ!実行委員会などは参院議員会館前で緊急行動に取り組み、法案の徹底審議と廃案を求めた。

 参加した市民から「法案を準備してきた自民党議員は『いま“常時有事”の時代』と言う。民間企業や地方自治体を巻き込んだサイバー分野の現代版“総力戦体制”構築を許してはならない」「国家的なサイバー・テロにお墨付きを与える法案だ」「イスラエルはサイバー攻撃でイランの核施設を爆破した。日本にもサイバーセキュリティ製品を売り込もうとしている。法案が通れば、こうした動きはますます促進される」などの発言が続く。

 れいわ新選組の上村英明衆院議員が駆けつけ、「いま内閣府がどんどん拡大している。戦前、内務省が陸軍・海軍と並ぶ暴力装置だったのと似た動きだ」と警鐘を鳴らした。

 参院に向け「先制サイバー攻撃反対」「我々を監視するな」「修正なんて問題外。廃案まで闘うぞ」とコールをぶつけた。

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