2025年05月02日 1869号
【地元の戦争・沖縄・ガザをつなぐ/『戦雲』上映会に137人/兵庫・西宮市】
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4月22日、西宮勤労会館で三上智恵監督『戦雲(いくさふむ)』を2回上映し、137人が鑑賞しました。上映前に沖縄料理店店主の三線演奏もあり、会場には与那国島の自衛隊増強、ガザの被害、西宮大空襲の写真も展示しました。
「映画をみて、涙が止まりませんでした。知ることの大切さもとても感じました」「衝撃的、沖縄の現状と日本の仕組みがよくわかりました」「チラシを見てぜひ見たいと思い、来ました。知らないことばかりでびっくりしました」などたくさんの感想が寄せられました。毎日新聞記事での紹介や図書館のチラシを見て来られた方も。
上映実行委員会は、1月、沖縄・大宜味村(おおぎみそん)渡野喜屋(とのきや)事件(日本軍の民間人虐殺事件)の母の証言を語り継ぐ沖縄料理店店主の方からお話を聞く会からスタート。3月には西宮大空襲を体験した方のお話を聞く会を開き、幅広い参加者を得ることができました。また、西宮大空襲を伝える小冊子『三姉妹の戦争の記録 子どものころ戦争があった』が朝日新聞に掲載され、小冊子を求める方、学校からの問い合わせが多数あり、実行委員が足を運んでより広まりました。
4月には「西宮大空襲80年―沖縄、ガザ、平和」写真パネル展を西宮駅前のデパートの一角で開催し、たくさんの方に来てもらいました。公民館や学校にチラシ・ポスターを貼り裾野が広がって、これだけ多くの来場になったと思います。
(ZENKO兵庫・加瀬秀雄)
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