2025年06月06日 1873号
【戦争とめよう!つながり平和をつくろう!/ZENKOスピーキングツアー/ミサイル弾薬庫いらない/戦争犯罪ノー 平和をつくる/京都】
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26日、京都集会にはオンライン含め90人以上が参加。直前の精華町議選にミサイル弾薬庫反対を掲げ当選したばかりの神田たかひろさんが司会を務めた。ゲストの京都・祝園(ほうその)ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク共同代表、呉羽真弓さんの講演(要旨別掲)に参加者は真剣に聴き入った。
神田さんも発言する。「弾薬庫問題をとりあげる議員は少ないが、自由に質問、発言していきたい。増設計画について中部防衛局は『整備場所を検討している。現時点で確たることは言えない』との回答(3/27)だ。全国130棟14か所の増設計画で場所が明らかなのは50棟以下。広大な用地の祝園弾薬庫に新増設される可能性について町長の考えをぜひ質問したい」
また、イスラエル軍関係者の宿泊予約キャンセルを依頼し解雇され、裁判を闘う元ホテル支配人ジェロニモ・ゲレスさんが特別報告。「日本では暴力団などへの宿泊サービス提供は禁じられている。イスラエル軍は戦争犯罪を自慢げにSNSにアップするなど暴力団より酷い。戦争犯罪を犯す組織の人と知りながらサービス提供するのは加担だ。私は人間性が失われた世界を子どもたちに残したくない」
京都歌舞団の「古都カフェ」、広島・呉市フィールドワークの報告など、戦争の動きに抗い地域から平和をつくる熱気にあふれる中、7月2025ZENKOへ参加が呼びかけられた。

声を上げることは今を生きる者の責任/(京都・祝園弾薬庫問題を考える住民ネットワーク共同代表)呉羽真弓さん
京都府精華町の隣、木津川市の議員をしていた10年前、集団的自衛権行使容認は憲法違反だと意見書を議会提案しました。その時引用した、戦争体験者である元自民党幹事長・野中広務さんや元防衛庁官僚の加茂市長小池清彦さんの言葉が私の中に残っています。「若い人たちが戦場に行き、大変な犠牲者が出る。声を上げることは今を生きる者の責任だ」
弾薬庫問題を黙って見過ごしていいのか突き付けられたと感じました。未来を生きる子どもたちに負の遺産を残すわけにはいかないとの思いで活動しています。
ほうそのネットにはいろんな考えの方が参加しています。まず知ること、問題点を考え、それを伝え、行動することを基本に活動しています。
その中で、北海道や九州、沖縄でのミサイル訓練、配備や貯蔵庫問題を知り、つなげて捉えることの大事さ、つなげて拡げることの大事さを実感しています。子どもたちのために、未来のために、生活者の運動として拡げていきたい。
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