2025年07月04日 1877号
【議会を変える/東京都足立区議/土屋のりこ/本を通してつながる地域を】
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通っていた企業主導型保育園を3月に卒園し、幼稚園の満3歳児クラスに入園したわが子。卒園から入園まで約2週間の春休みが降って湧いてしまった。
幸い議会は閉会中。委員会等もない時期だったので、思い切って子どもの「おむつ外し」に挑戦。というのも『1週間でおむつにさよなら!トイレトレーニング』の本を読み、試してみたい思いがあったので。果たして結果は…?本当にほぼ成功、という結果でいたく感動した。
おむつが外れると、夏場じゃぶじゃぶ池にも入れるし、区民プールにも入れるし、何よりお出かけが断然楽になる!幼児期子育てのラスボスをクリアした気分になった(困難はまだあるだろうけどね)。
「ひと」の生育を科学的に理解すると子育てが断然楽になる―赤ちゃんが朝まで通して寝る事、野菜を好きになる離乳食、そして今回の1週間でトイトレ完了と、先達の素晴らしい知恵や工夫を、必要とする人にもっと伝えたい。
前回代表質問で「本とふれあえる街づくりを」と求め、「検討する」と回答を得たものの行政は大概歩みが遅い。
そこで今回もまず自分でやってみることにした。三郷市がやっている「ふれあい文庫」を手本に、街角に本棚を設置し誰でも自由にその中の本を借りることができる仕組みだ。手始めに、子どもが通っていた保育園併設のカフェ内のレンタルボックスに「つなぐ本棚」を設置させてもらった。
テーマは「子育て」で、15冊ほどを配置。また、地域の作文教室さんともつながりができ、教室に「つなぐ本棚」2号が設置できた。その中の1冊を読んだ方からは「人のお勧め本を読むって特別な体験。(内容に)めっちゃ共感し現場から声を上げていきたいと思った」とうれしい感想が寄せられている。
「本」や「読書」を通じて住民同士のつながりを再構築し、または問題意識を共有し、住民が自治する地域づくりへ。そういった関係性の中で子どもたちが豊かに育っていける地域づくりを実現したいと考えている。
今回蒔いた「種」がどう育っていくか、乞うご期待。
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