2025年07月18日 1879号

【大椿ゆうこさん「絶対に勝ち上がる」/非正規雇用の拡大ストップ/差別・排外主義と闘う】

 「ガタガタガタガタ言わせていただきますよー」。参院選が公示された7月3日、再選をめざす大椿ゆうこ候補(社民党副党首)が東京・新宿駅南口で第一声を上げた。「最初に言います。この選挙、絶対に勝ち上がる。大椿ゆうこが国会にいなきゃ絶対だめだ」

 なぜか。「排外主義が国会にも溢れている。"マイルド"な排外主義者も含めたら何と国会の中は8割がた排外主義者。この状況に抵抗し、差別はだめだとしっかり言い続けられる国会議員が必要だ。その一人、大椿ゆうこを次の6年、どうか国会に送ってほしい」

 参院議員に繰り上げ当選して以来2年3か月で国会質問は43回。大椿議員しか取り上げなかった問題も数多い。関西生コン支部に対するすさまじい弾圧について質(ただ)したこともその一つ。「労働三権を失ってはならない。憲法28条はすべての働く者に『団結せよ』『団体交渉せよ』『いざと言うときはストライキで闘え』と闘う方法を保障している」

 このことにこだわるのは大椿さん自身が首を切られた非正規労働者だからだ。30代半ば、勤めていた私立大学を有期雇用を理由に雇い止めに。労働組合に入って3年9か月闘ったが、職場に戻れなかった。「このときの怒り、悔しさが私の原動力になって、働く人たちを大切にしないこの社会を本気で変えていきたいと思っている」

 労働者の4割が非正規、その7割が女性だ。「女たちが不安定な雇用を担ってきた。はっきり言う。これが身分差別であり、性差別なんだ」。集まった支援者から「そうだ」「差別だ」と声が飛ぶ。「差別と闘う大椿ゆうこは、非正規雇用という働き方をなくしていくために次の6年、とことん闘いたい。闘わせてください」。渾身の訴えに大きな拍手が寄せられた。



「大椿さんを国会へ」 大阪でも街頭宣伝

 大椿ゆうこ候補は7月5日、大阪で「労働者の使い捨てを許さない」と街頭宣伝。JR京橋駅前では、ZENKOの山川よしやすさんも「国会で『闘う労働組合が必要。職場の仲間と手を繋ごう』と言う議員は誰もいない。大椿さんを国会へ」と応援した。



カジノは中止と訴える清水さん

大阪選挙区の日本共産党・清水ただし候補は「消費税減税、笑顔でくらせる大阪に、差別は許さない」とアピール。小芝ひでとし大阪狭山市議やMDS阪南も応援に駆け付けた(7月4日)。

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