2025年08月01日 1881号
【分科会「学校の今を変えたい」へ/不登校だった当事者とともに 神奈川】
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「フリースペースたんぽぽ」に週1回通所している、中学時に不登校だった当事者で現在高校2年生(Aさん)が、相模原ZENKOの分科会「《生きづらい・行きづらい学校》の今を変えたい!」に参加します。
分科会のテーマは「学校が変わってほしい」です。子どもの声、保護者の声、現場教職員の声として、学校に対する自分の感じていることを話してもらうことが非常に大事だと考えました。その呼びかけに応えて、Aさんが参加することになりました。他にもたんぽぽのOBの青年Bさん(25歳)もパネラーとして参加し発言します。
Aさんは、かつて自分から「たんぽぽ」にアクセスし、見学を希望してきました。理由は中学で、先生から心無い言葉を言われたりして、受けとめてもらえる環境がなく、行けなくなりました。そんな時に、救いの場として「たんぽぽ」と巡り合ったということです。
Aさんは、同じ境遇の「月桃の花」歌舞団メンバーから誘われ、現在、ステージに立って堂々と歌い、演技をしています。4月20日の歌舞団鶴見公演にも出演しています。つくる会かながわの「わいわいミーテイング・若者の話を聞く」にも参加して発言をしています。いろいろな意味で、「生きづらい・行きづらい」学校の現実を肌身で知っている当事者だと思いました。
(フリースペースたんぽぽスタッフ・一之瀬百樹) |
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