2025年08月01日 1881号

【ZENKOin相模原の成功へ 各地からラストスパート】

 2025ZENKOin相模原のプロモーション動画が各地のプレZENKO集会で上映され、好評を博している。

 動画は「平和と民主主義をともにつくる会・かながわ」の木村紀夫さんが制作。同会代表の藤川祥子さんや「月桃の花」歌舞団の青島みのりさんが「世界の様々な最前線で困難に立ち向かっている人びとと一堂に会せるのがZENKO。みんなでつながって世界を変えていきたい」「対話で平和。国際連帯をつくる場所、ZENKOで会いましょう」と呼びかけている。

 X(旧ツイッター)やLINEでもシェアされ、「かっこいいですね」と返信があったり、日本に暮らすパレスチナ人から参加の希望が表明されたりと反応は上々だ。

 7月20〜21日には東京・足立区のパラマウント共同スペースで、メイン集会の題字や背景画作成、配布資料の帳合の作業が行われた。パレスチナの空に向けて希望の凧(たこ)を翻(ひるがえ)らせる絵が完成し、国内外からのZENKO参加者を待ち受ける。


虐殺やめろ!とデモ/フリーパレスチナの歌も/滋賀

 7月7日、「イスラエルは虐殺やめろ! 強制移住やめろ! 政府は加担するな!」集会(JR膳所〈ぜぜ〉駅前)&デモを行いました。主催は9条改憲NO!市民アクション・滋賀です。毎月7日に開催駅を変えつつ集会またはデモをしています。

 参院選最中で、私たち滋賀選挙区では市民と野党の統一候補を生み出すことができなかった悔しさがにじみ出ます。デモ前のミニ集会でのリレースピーチには自然と力が入り、「排外主義をあおっている候補者・政党には気をつけなければならない。その行く先がイスラエルのパレスチナに対する虐殺だ」「平和憲法をしっかり機能させ、虐殺をとめよう」などと訴え。

 私は2025ZENKOin相模原にパレスチナからゲストが来ることを紹介し、世界で歌われている『Free Palestine(フリーパレスタイン)』を歌いました。

 デモでは「日本はイスラエルから殺人ドローンを買うな」「日本の年金イスラエルに渡すな」などコールしました。   (ZENKO滋賀・峯本敦子)


ミサイルいらない 政治を変えよう とデモ/京都

 7月12日、ZENKO京都が呼びかけた「武器はいらない!めしだ!デモ」を実施しました。

 デモ前のリレートークを三条大橋の上で聞いている方もおられ、話に熱が入ります。夏空のもと、パレスチナ連帯コールや「敵基地攻撃憲法違反/日本のどこにもミサイルいらない/市民の声で政治を変えよう」など、力いっぱいコール。マヘル・ザインさんの『フリーパレスチナ』の歌も繁華街に響き渡りました。

 街頭の方々の温かい共感の仕草に励まされ、一体感を感じるデモでした。おまけに、飛び入りで親子の参加もあり、またまたうれしくなりました。 (ZENKO京都・石田隆子)


虐殺加担にノー/F35部品製造IHIに要請広げる/広島

 7月9日ZENKO・広島は、三菱重工業とIHIの各中国支社に、イスラエルのパレスチナ人虐殺に使用されているF35戦闘機の部品製造の中止と国際サプライチェーンからの撤退等を求める要請書を提出し、支社前で情宣行動を行った。

 三菱重工は、これまで4回の要請に対する正式回答もなく、警備員任せの無責任な対応に終始している。

 IHIは広島では初めての要請。前日のアポイントでは職員が対応すると言っていたが、夜になって「その種の要請は一切受け取らないというのが社としての統一対応」と電話で一方的に通告してきた。当日は警備員に要請書を手渡し、支社に届けるよう要請した。

 私たちのチラシを受け取った人が両社に電話で問い合わせると、三菱重工は部品供給を認め、日本人として加担したくないのでやめてくださいとの要望には、「そういう声として承りました」と返事、IHIは部品供給しているかどうかは答えない対応だったとのこと。市民の批判や疑問の声が直接企業に届くようになれば効果もあると感じた。

 引き続き、企業要請と市民への情報提供を様々な形で行なっていきたい。(ZENKO・広島:奥原弘美)


やってよかった市民デモ/祝園弾薬庫問題も学ぶ/大阪・寝屋川

 7月5日寝屋川で久しぶりの市民デモを行いました。当日は2回目となる祝園(ほうその)弾薬庫問題学習会を開催。住民説明会を拒否する国の姿勢や精華町議会での粘り強い取り組み、パレスチナの実相の映像などを見て、みんなで意見交流しました。

 その後、市役所・寝屋川市駅近くを巡る約1時間のデモ。「軍拡やめて命を守れ、暮らしを守れ」「税金無駄使いの万博・カジノをやめろ」と声をあげ、市民にアピールしました。いつもより参加者は少なかったものの、自前ののぼりを持参して参加された方も。

 「住民を無視して(弾薬庫)設置を進めようとするこの国はもはや独裁政権」「祝園とパレスチナ、場所も状況も違うが、構造は同じ」「自衛権の名のもとにイラン攻撃するイスラエルは許せない」「市民デモ、やれてよかった」等いろいろな意見が出たデモでした。

(寝屋川 平和と市民自治の会・山口一郎)

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