2025年08月15日 1883号

【ZENKO地域変革交流会/市民参加と対話が差別・分断を阻む】

 2025ZENKO2日目27日の午後、「わいわい運動は市民主体の地域変革へのみち」と題する交流会が開かれた。

 「やさしいまちをつくる会きたく(やさしいまち)」代表の藤平輝明さんは「差別と分断そして排外主義に対して闘うためには、市民参加・対話から作りあげてきた地域変革の実践が重要」と基調提起。

 4月日野市長選で僅差の次点と大健闘したあるが精一さんと「やさしいまち」副代表の橋本弥寿子さんの報告を受けて、活発な議論が交わされた。

 あるがさんは、市民が集まっての「わいわいミーティング」を振り返る。

 日野市長選挙期間中に何回も行われた。「互いの意見を尊重し、相手の意見を否定する発言は控える」ことを申し合わせ、市政への要求や思いをわいわい∞がやがや°c論した。市政(国政)に関するシール投票をとおして市民との熱い対話が街頭で生まれ、グループLINEには約100名の市民が参加。

 その取り組みは、6月都議会選挙で、市民と野党の共同候補清水とし子さんの当選につながった。

"やさしいまち"に25団体

 「やさしいまち」橋本さんが続ける。2023年の統一地方選挙に向けて「こんな北区にしたいね」と思いをもった市民が、集会を重ねることで運動になり「やさしいまち」として結実した。選挙後も地域の課題について「いかに楽しく、みんなのアイディアを活かすか」で運動は継続していった。

 「赤羽自然観察公園を100年の森に育てる会」「戦争はイヤだ!北区ネット」「誰でも何でもスタンディング」など地域の課題別に「団体」をつくっていき、現在25以上で構成されている。

 「様々な地域課題を取り組んでいる人たちが集まるのは理想的」「やさしいまちという言葉は参加しやすい」「地域のつながりは排外主義に勝るのでは」「うちの地域も日野のようにわいわい¢ホ話重視で運動している」などの意見が挙がった。



MDSホームページに戻る   週刊MDSトップに戻る
Copyright Weekly MDS