2025年08月15日 1883号
【ZHAP第3次署名を世界に広げ/軍事基地のない平和なアジアへ/第2分科会】
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第2分科会は「ZHAP(全交辺野古反基地プロジェクト)第3次署名を世界で広げよう!アジア市民の連帯で軍事基地のない平和な社会をつくろう!」と題して行われた。
「ノーモア沖縄戦 命(ぬち)どぅ宝の会」事務局長の新垣邦雄さんは、日本各地で拡大する軍事基地化の危険性を示した。
京都・祝園(ほうその)に国内最大のミサイル弾薬庫が存在し、さらに14棟新設を計画中。東京・赤坂プレスセンターに在日米軍司令部が移設され、近くには防衛省が、また周辺には座間・横須賀・横田の在日米軍基地がある。
「京都は世界中から多くの観光客が訪れる。弾薬庫問題のアピールは非常にインパクトがある」「有事の際に狙われるのは中枢である東京、と広めていくべき」。新垣さんは特に京都と東京が「あぶない」と戦略的に絞って訴える運動を、メディアと連係して拡大していくことを提案した。
韓国からは、群山(クンサン)基地反対活動家のキム・ヨンテさんと釜山(プサン)対案文化連帯のパク・スヒョンさんが非暴力抵抗運動を強調。
台湾労働党のツァン・ルーシンさんは「植民地歴史反省の旅」を紹介し、「台湾へ来て植民地の歴史を知ってほしい」と訴えた。
「京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク」共同代表の呉羽真弓さんは、祝園の闘いを説明。同副代表で精華町議の神田たかひろさんは、議会で弾薬庫問題を追及している。呉羽さんは10月19日の祝園・大集会への全国規模の結集を呼びかけた。
呉羽さんとルーシンさんの参加へのアピールは、決議案に追加で盛り込まれた。
ZHAP署名拡大は「徴兵制が企図されていると思う。動員されるのは若者だと訴えて広めたい」「12(ヒトニ)式ミサイルの実物大模型を作った。そこに『ミサイルより何々』とメッセージを書いてもらった。このような目立つバナーでアピール」などの意見が挙がった。
ZENKO共同代表の河辺友洋さんは「日米韓の戦争を許さない市民の交流を強めていきたい」と決議案の要旨を述べた。
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