2025年09月05日 1885号

【イスラエル製ドローンを買うな/輸入代理店の事業所前抗議アクション 東京】

 「海外物産はイスラエル製虐殺ドローンを輸入するな」。8月21日、東京・新木場の航空・防衛専門商社「海外物産」東京ヘリポート事業所に向けて声が響いた。武器取引反対ネットワーク、ジェノサイドに抗する防衛大学校卒業生の会、BDS Japan Bulletinが呼びかけたアクションだ。

 防衛省は今年度、32億円をかけ攻撃型ドローンを初めて取得する。調達の前段階である実証試験の契約を得たドローン9機のうち5機はイスラエル製。うち2機種の輸入代理店・海外物産が同省と結んだ実証試験の契約金額は、どちらの機種もたった1円だった。

 パレスチナの人権状況に関するアルバネーゼ国連特別報告者は各国に、武器の全面禁輸を含むイスラエルとのあらゆる関係の停止を求めている。日本がイスラエル製ドローンを取得すれば、ジェノサイドと民族浄化の共犯者になる。年内に実施される最終選定のための一般競争入札への応募を断念させるため、この日のアクションとなった。

 33人が参加し、「イスラエルのドローンを買うな」「ジェノサイドに手を貸すな」とコールした。

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