2025年09月05日 1885号
【東海第二原発を廃炉に/いばらき大集会に600人が集う】
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8月23日、東海文化センターホールの「いばらき大集会」に、東海第二の地下の廃炉を求めて600人が集まり、熱い訴えが続いた。
原子力発電所は固い岩盤の上に建てられているはずだが、「東海第二原発の岩盤は370mまで掘らないと出てこない」と実行委員会の小川仙月さんや村上達也元東海村村長は危惧する。
2022年9月から今年の5月まで12件の火災事故。2月の中央制御室での火災事故では県知事から厳重注意を受けた。繰り返される火事やトラブルに、職員の意識や技術レベルの低下などの指摘なども相次いだ。
「運転開始から46年を超える東海第二原発を再稼働する能力も資格もない」との発言が続く。「大事故が起きたら農産物や畜産物の被害は計り知れない」と茨城県生協連合会の鶴長義二会長理事が訴えた。
安全よりカネ(交付金)優先の東海第二原発再稼働は恐怖で、30km圏内の92万人が避難できるのかと不安を感じるのは当然だ。
集会終了後、約1時間、元気にデモを行った。反対車線の車から何人もが手を振る光景も見られた。
東海第二原発の周辺には鉄条網に囲まれた核関連施設も多く存在する。原発が爆発すれば複合事故も考えられる。首都圏から約100kmの東海第二原発はただちに廃炉を求めよう。
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