2025年09月12日 1886号

【10・19祝園全国集会4千人へ/二度と戦争しない 平和でこそ文化は香る】

 8月31日、「私たちは二度と戦争をしたくない!平和でこそ文化は香り立つ!祝園(ほうその)全国集会」の実行委員会が京都市で行われた。

 全国集会は10月19日、京都・精華町の陸上自衛隊祝園弾薬支処から近いけいはんな記念公園で開催する。第一部は「祝園Peace Piece フェス」と題し、京都在住の音楽家・川口真由美さんや「月桃の花」歌舞団などの音楽ライブ。第二部はリレートークで、沖縄や全国からの発言者に登壇してもらい、その後はピースパレード(デモ行進)だ。

 8月に弾薬庫増設工事が強行され反対の声を広げようと、最大4000人の参加を目標にしている。予算や人員の割り振りのほか、駅から約4q離れた公園へ多数の車のピストン輸送で参加者を運ぶなど、実現への手だても話し合われた。

 実行委員長の呉羽真弓さんは「精華町に住む人たちに受け入れてもらえるイベントにしたい」と繰り返した。呼びかけのチラシでも「声高に平和を語るより、いろんな人が小さな平和の思い(カケラ)を持ち寄って パズルのように平和を創りあげたい」と強調する。

 神戸からの会議参加者は「祝園の弾薬庫は東神戸の自衛隊基地との連携が強くなる。もう一つの焦点だ。9月28日に呉羽さんを招いて集会を行う」と発言。

 多様な市民・団体など約50人が集った会議の最後に主催者は「少し前までは『精華町に弾薬庫ができる。ミサイルが置かれることになる』と言っても信じてもらえない時もあった。工事が実際に始まり報道もされるようになった今は逆にチャンスでもある。『一緒に立ち上がってください』という僕らの話を聴いてもらえるはず」と希望を語った。

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