2025年09月19日 1887号
【イスラエルの虐殺共犯≠セ/サイバーテック東京を中止せよ/怒りの抗議行動】
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「サイバーテック東京2025」開催前夜の9月3日、会場のホテルニューオータニのメイン駐車場前で、若者中心に市民約200人が集結し、「今すぐ中止」と抗議行動が行われた。
「サイバーテック東京2025」は、プログラムにでは「サイバーセキュリティを中心とした技術の課題と新たなビジネスチャンスに焦点を当てる国際カンファレンス&展示会」とある。
しかし実態は、イスラエルの諜報機関モサドの元長官や軍事情報を収集する8200部隊の元幹部、軍事企業の幹部らが多数登壇するなど、セキュリティの名の下にジェノサイドに利用されたサイバーシステム、武器などをビジネス≠ニして紹介するイベントだ。経済産業省と内閣官房はそれを後援している。
市民は、「政府の後援マジですか」「虐殺黙認に恥を知れ」「戦争犯罪者の登壇やめろ」とホテルに向けて強い怒りを込めたコールをぶつける。コールがいったん終了しても「恥を知れ」「みっともないぞ」と抗議の声が飛び交い、止むことは無い。
「戦争犯罪者を東京で歓迎するな」「血まみれの技術はいらない」「虐殺サミットを許さない」など数多くのプラカードも並ぶ。
「武器取引反対ネットワーク(NAJAT)」代表の杉原浩司さんの「虐殺加担というより共犯のレベルのイベント。会場を提供したホテルニューオータニの責任も大きい」との発言に呼応し、「ニューオータニ恥を知れ」とホテルの責任を問う声で、警備のホテル関係者にも詰め寄る。
市民の怒りはエスカレートし、「フリーパレスチナ」とコールしながら、道路にまで人があふれる。警官に「あぶない」と注意されても「一番あぶないのはイスラエルだ」と応じるなど、怒りは収まらなかった。
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