2025年10月03日 1889号
【柏崎刈羽原発再稼働反対/現地で1000人が知事同意許さない=z
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新潟県柏崎市内で9月21日、21団体の呼びかけで「なくそテ原発2025柏崎大集会」が開催され千人が参加した。開会にあたり小市信さん(原発をなくす新潟県連絡会)は「住民投票条例運動など地元で草の根の活動をしてきた」と住民運動の盛り上がりを報告。
県民投票で決める会世話人・水内基成弁護士は「知事は二者択一では県民の意見をくみ取れないと言うが、住民投票運動の中で(民意は)明らかなはず」。公聴会や県民意識調査は「やった感」を演出する欺瞞(ぎまん)と批判し、「県民投票の実施が最もふさわしい」と訴えた。
集会には県内各地から多くの団体が結集。脱原発加茂市民の会の丸山真治さんは「住民投票運動では戸別訪問で対話によって原発の危険性を伝えられ、手応えを感じた」と一人ひとりへの働きかけの意義を語る。
集会宣言では、福島事故を起こした東電には総出力世界一の原発を運転する能力も資格もないと断罪し、「全県での抗議活動など最大限の力を発揮し、再稼働反対の声を盛り上げていきます」と確認した。
屋外広場では、ミニステージで楽曲が流れ、再エネのマスコットが盛り上げる。ブースやマルシェも出店し、市民運動紹介や地元の農産物、加工品販売など、楽しい催しも。パレードには約400人が参加し、県内地域ごとの隊列で市役所、商店街を通りアピールした。
花角新潟県知事の柏崎刈羽原発再稼働への同意可否判断という正念場を迎え、再稼働を許さない新たな決意あふれる集会となった。
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