2025年10月10日 1890号

【二度と戦争したくない/10・19祝園全国集会へ/ZENKOが町民の声を集める訪問行動】

 10月19日、京都府精華町で「私たちは二度と戦争をしたくない!平和でこそ文化は香り立つ!祝園(ほうその)全国集会」が開かれる。その成功に向けて9月27〜28日、ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)メンバーら延べ40人以上が地元訪問行動に取り組んだ。

 集会参加とともに、京都・祝園ミサイル弾薬庫問題を考える住民ネットワーク(ほうそのネット)の新署名「祝園分屯地に長射程ミサイルを保管・配備しないよう求める署名」への協力を求め、ミサイル弾薬庫に反対する精華町議神田たかひろさんの議会報告も配って、対話を重ねた。

 27日朝、集まったメンバーに神田さんから「弾薬庫の危険性を感じてほしい。小学校から1`しか離れていない場所に弾薬庫があり、軍民分離のジュネーブ条約違反だ。防災食育センターができたのは弾薬庫のおかげと言われることもあるが、それはあくまで単発の話で、毎年の協力金は平均すれば町予算の1%程度でしかない。そもそも相手はミサイルを置くとは言わないので、ミサイルが来ても町の収入は増えない」と説明があった。

 訪問では玄関まで出てきて話を聞いてくれる人が多く、署名の預かりも。「戦争はよくない」と弾薬庫の問題に日々不安に思う気持ちを話す町民もいた。

 2日間で886軒を訪問。署名108筆、神田さんニュース新規読者は194軒、神田さんやほうそのネット呉羽真弓共同代表が参加する10・13団結まつりのチケット協力も14枚あった。

 ZENKO京都の佐藤和利さんは「対話で100を超える署名が集まった。10・19大集会にも『行きます』『行くつもりです』の声が聞かれ、弾薬庫増設の工事が始まっても町民の声を集めて阻止することは可能だと、手応えをつかんだ」と語っている。

◆祝園全国集会 10月19日(日)11時〜 第1部 祝園Peace Piece フェス/13時〜 第2部 祝園・全国リレートーク/15時30分〜 ピースパレード/会場 けいはんな記念公園 芝生広場

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