2025年10月31日 1893号 
            【11・30全国集会&デモ@高浜へ/乾式貯蔵で原発続けさせない/連続学習会で認識深める】
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             ZENKO関電前プロジェクトは、3・11以降、関西電力や行政への要請、毎月の署名行動など反原発活動をたゆみなく続けています。毎週金曜日の関電本店前「反原発★星空交流会」は、この9月で757回を数え、被爆80年の今年は原爆も原発もいらない!≠大きく訴えています。 
             
 ところが関電は今、乾式貯蔵施設の建設や美浜では新増設への調査も進めようとしています。これに対し、原発立地現地行動や消費地での集会、デモなどを行っている「老朽原発うごかすな!実行委員会」は11月30日「原発つづけるための乾式貯蔵NO!全国集会&デモ@高浜」を行います。同実行委の木原壯林さん(元日本原子力研究所研究員)は集会に向けた学習会を呼びかけ、これに応えて、関電前プロジェクトは10月4日に学習討論会、13日には団結まつり「反原発交流のひろば」を主催しました。 
             
             4日の学習会には約20人が集いました。木原さんが100ページを超える資料スライドを駆使、「原発は、現代科学で制御できず、人類の手に負えない」「六ケ所村の工程と危険性」「次世代原発〜革新軽水炉、小型モジュール炉、核融合炉について〜」など1時間半多岐にわたり学習しました。 
             
             最後に「原発依存をやめ持続可能な自然エネルギーに変えていこう」と強調。関電の言う「乾式貯蔵の使用済み核燃料を35年までに福井県外への搬出が出来なければ、燃料プールに戻す」は「いつものその場しのぎの詭弁」と断罪されました。 
            まつりで木原さんが訴え
             10・13団結まつり「反原発交流会のひろば」には約30人が参加。特に印象的だったのが「原発がなくて電力は大丈夫ですか」という質問に、「自然エネルギー特に太陽からのエネルギーを使えばよい。サツマイモからでも電力を作ることは荒唐無稽なことではない」「良いテクノロジーは、人間がコントロールできるものでなければならない」とのお話。参加者はみな、なるほどと思いました。 
             
             木原さんは「軍備拡大にも三菱など原発メーカーがかかわっている」と指摘。原発依存の背景に、グローバル資本主義の人びとの幸せよりも金儲けという意図があることに改めて納得。 
             
             その後、原発賠償京都訴訟原告や関西訴訟などからも発言があり、当事者が声を上げること、それを広げ「原発反対!戦争反対!」をより多くの人が訴える重要性をますます感じました。 
             
             11月30日はぜひ高浜現地へ。電力消費地から1人でも多く駆けつけ、「原発今すぐやめろ!廃炉!」「自然エネルギーへ転換を」と声を上げましょう! 
             
            (ZENKO関電前プロジェクト 秋野恭子) 
             
              
             
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