2025年10月31日 1893号 
            【ミサイルいらない 祝園全国集会に2700人/二度と戦争しない ガザへの思いもつなぐ】
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             10月19日、陸上自衛隊祝園(ほうその)分屯地のある京都・精華町で「私たちは二度と戦争をしたくない!平和でこそ文化は香り立つ!祝園全国集会」が開催され、約2700人が参加した。 
             
 第1部「祝園Peace Piece フェス」は、若い力あふれる「月桃の花」歌舞団によるエイサーで開始。歌舞団の間嶋俊貴さんが「祝園から電車で20分のところに住んでいる。弾薬庫は怖い。今すぐにでも弾薬庫建設を止めてほしい」。実行委員会から詩の朗読「ガザで死んだ子どもたちの魂をのせて…石垣、辺野古、敷戸…不条理な世界をハトが飛ぶ。Peace Peaceと鳴きながら ハトたちが飛来する祝園にミサイルはいらない!」。 
             
             沖縄の太田悠晴さんは「ガザからコザから祝園、つなげるんだ市民の手」と即興ラップ。各ミュージシャンが平和への思いとともにパレスチナ連帯のメッセージもこめた歌が続いた。 
             
             第2部は「祝園・全国リレートーク」。実行委員会を代表して呉羽真弓さんが「日常的な市民の憩いの場、このけいはんな記念公園で平和の訴えを、と企画し、多くの人が協力しつながってくれた。市民による市民のためのリレートークです」とあいさつした。 
             
             各地と地元からのトーク(別掲)を受け、「戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワーク」共同代表、具志堅隆松さんが「私たちは国が決めたことに従わされる存在ではない。国が進む方向を決める主権者としてしっかりと声を上げましょう」と力強くまとめ。「大軍拡・戦争準備に反対し、戦争への道を押しとどめる」の集会宣言も確認された。 
             
             そしてピースパレード。色とりどりの風船を手に「武器で平和は守れない ダメダメミサイル!ダメダメ戦争!ミサイルよりもスマイルを!」と公園の周りを巡る。歌あり、語りかけありのにぎやかなパレードに、家から出て手を振る町民や自転車の中高生グループがコールで応え姿も。 
             
             裏方も支えたZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)メンバーは、関西各地や首都圏、約130人の参加で一翼を担った。 
             
              
             
              
             
            自衛隊統合演習の抗議と中止へ緊急アピール/10・18全国交流集会
             集会前日の18日、全国から京都市内に130人が結集。石垣島、大分、熊本、呉、京丹後、舞鶴、名古屋、横田、神戸、祝園など各地からの報告を受けた。 
             
             木元茂夫さん(すべての軍事基地にNO!ファイト神奈川)が「拡大する日米豪の軍事行動」と題して、「東アジアと東シナ海で軍事的緊張を作り出したのは、8〜9月の日米共同演習や多国間訓練だ」と問題提起。 
             
             3月に発足した統合作戦司令部の下で10月20〜31日、自衛隊統合演習が自衛隊5万2300人、米軍5900人という過去最大の規模で行われる。これに対し、「自衛隊統合演習を中止してください」との緊急アピールを全体で確認。 
             
             20日、戦争止めよう!沖縄・西日本ネットワークと10・19祝園全国集会実行委員会として、石破首相・中谷防衛相宛てに、この自衛隊統合演習の中止を求める申し入れを行う。 
 
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