2025年12月19日 1900号
【戦争あおる首相はいらない/高市政権今すぐ退陣/官邸前緊急行動】
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12月4日、首相官邸前で「高市発言撤回!日中戦争を煽るな!」緊急行動が11月25日に続いて行われ、300人が参加した。
東京大学に在学中の金澤伶さんは「東アジアに生きる市民として、隣り合う国の人びとと共に学び、友人として日々を過ごす者として、この地域の未来に責任を持ちたい」と前置きし、「高市首相の発言は外交の大前提を崩し、台湾を危険にさらし、法律の恣意的運用を許す危険な発言。互いに危機をつくり合い、国内政治の道具に利用するような軍事力の誇示や外交の放棄、国民感情の分断がそもそも戦争を呼ぶ。私たち学生は、軍備を膨張させる日米両政府、武力行使をちらつかせる中国政府を非難する。侵略責任と戦争責任に向き合い、歴史をみつめ、市民の連帯と対話に基づく共存を実現していきましょう」と呼びかけた。
集会が始まってすぐ、右翼が「高市発言問題なし」のプラカードを持って乱入してきた。警察は妨害行為を笑って見過ごし、逆に、右翼を締め出そうとした集会スタッフに突っかかる。政府・メディア・SNS界隈一体となった好戦ムードづくり、反戦世論潰しは危険水域に入っている。
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