2025年12月26日 1901号

【不当解雇から15年/争議の全面解決を迫る/JAL本社大包囲行動】

 12月9日、15年前のこの日、経営破綻の責任をとることもなくパイロット・客室乗務員165人に解雇通知を送り付けたJALに対し、争議の早期全面解決の決断を迫る大包囲行動が東京・天王洲アイルの同本社前で取り組まれた。

 主催はJAL不当解雇撤回争議団と、5月に結成された「JAL争議支援全国ネットワーク」。同ネットワークに加わる北海道・山形・福島・群馬・埼玉・神奈川・静岡・愛知・京都・徳島・福岡の支援11組織の代表が行動に駆けつけた。「不当解雇とたたかう日本航空労働者を支える釧路・根室の会」の横田厚さん(元国労釧路闘争団)は「争議の勝利は支援の力にかかっている。この大行動を3倍4倍の力にし、いつか要請文も受け取らない本社に突入しよう」と呼びかけた。

 乗員争議団の近村一也団長が「日本航空では安全トラブルが続き、飲酒事案も後を絶たない。利益優先の体質を改め、人権侵害を是正し、安全運航を確立し、誰もが安心して暮らせる社会をめざして闘う」と決意表明。客乗争議団の鈴木圭子団長が「鳥取社長は解雇争議を解決しろ」とシュプレヒコールをリードした。

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