2026年01月02日 1902号
【若い世代がめざす 平和と希望】
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ともに創る 未来・世界/排外主義なくし共生へ/東京・日野市
地域から平和な日本・世界をめざす「ワッピー(World Peace)の会」と「平和教育実践研究会」の共催で12月13日、「ともに創る 希望の未来・世界」と題するシンポジウムを東京・日野市で開催した。
シンポジストはエノさん(20代)、ナナさん(30代)、アキさん(40代)の若者3人。それぞれが、排外主義への危機感と共生社会について語った。
エノさんは、関東大震災で虐殺された朝鮮人犠牲者の追悼式に参加して、「負の歴史を風化させてはならない」との思いを強くした。教員で小学校4年生の担任であるエノさんは、外国にルーツをもつ児童が増える中、多文化共生社会実現に向けて、現場で奮闘する。
ナナさんは大学時代にマレーシアに1年間留学。多民族国家で差別、対立がある中、「国の課題、不平等を皆で協力して乗り越えていこう」という精神を学んだ。
アキさんは2009年から10年間ニューヨークに滞在。移民の街ブルックリンで暮らした経験から、「いろいろな国の文化を知ることが大切。それを子どもたちに教えていかないと排外主義が広がってしまう」と課題を投げかけた。
会場からも若者が発言。
朝鮮大学校二年生で20歳の学生が「自分は大学で音楽を専攻。朝鮮民族楽器と日本の楽器は旋律など通じるものがある。日本人と共生していきたい」。
東京学芸大学の学生は以前、東京外国語大学に在籍し、「日本・パレスチナ・イスラエル学生会議」という活動をしていた。そのメンバーと現在のガザ紛争についてSNSで議論した際、「日本の学生がイスラエルの学生に『なぜひどい報復をするのか』と尋ねると、イスラエルの学生は『安全保障のため仕方がない』。その返答に衝撃を受けた」と体験を語った。そして安全保障は、排外主義と植民地主義と関連していることを考えるきっかけになった。
若者の発言を受けて、様々な世代と意見交換が行われた。排外主義をなくして共生社会を築くためには、日本の植民地主義、戦争の加害などを知らせていくことの重要性が確認された。

パレスチナ連帯若者カフェ/ユースの行動で連帯を形に/大阪市
12月13日、「パレスチナ連帯若者カフェ」が城東区で開催された。パレスチナからモハマド・アローシュさんを招いた大阪集会に集まったメンバーに呼びかけたユース交流会の2回目だ。
まず、集会報告書の作成が進んでいること、パレスチナからの便り(最新情報)がZENKOホームページに掲載されていることなどを紹介。今回参加したメンバーが構想する大阪なんば・アメリカ村でのパレスチナ連帯フェス(音楽イベント)企画について、どんなイベントをイメージしているか、準備を始めるには何が必要かを話し合った。
ダンサーやDJをしているという発案者は「同世代の若者が遊び場にしているアメリカ村で、参加することが自慢になり、社会の勉強もできる、若者を引き付けるそんなイベントができたら」と熱い思いを語った。
思わず手に取りたくなるようなハイセンスなフライヤーなどSNSを通じて参考にしているデザイナーやイベント、企画が実現したら依頼したい知人などイメージは大いにある。が、使用したい公園は類似イベントの実績がほとんどなく、まずは公園の許可申請方法の確認からになると言う。
企画を通じて関心を持つ人を増やし、間口を広げたいとの思いを全員で共有し、来年6月にアメリカ村で「パレスチナ連帯フェス」をやろうと気持ちを高めた。
近く韓国に帰国予定の参加者は、手作りのパレスチナ国旗カラーのスイカ編物キーホルダーをみんなにプレゼント。イベントの時は再来日すると添えた。
最後に、参加者が個々に考えたパレスチナ連帯メッセージを、日本語や英語、アラビア語で書いて連帯動画を撮影した。
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