2026年01月23日 1904号

【みるよむ(758)2026年1月10日配信/徳之島から軍事演習反対の声を上げ続ける/ZENKOスピーキングツアー西宮集会】

 12月4日、ZENKOスピーキングツアー西宮集会で、富純一さん(奄美の自然と平和を守る郡民会議)が「世界自然遺産の平和な島に戦争を呼び込む軍事訓練は似合わない!」と題し、徳之島など奄美群島の軍事演習の実態と、住民の粘り強い抗議行動を報告した。

 奄美群島では、奄美大島、沖永良部島、喜界島などに自衛隊基地が配置されている。周囲100`、人口2万2千人の徳之島に基地はないが、大規模な軍事演習が頻繁に行われている。

 2019年11月に陸上自衛隊の大規模演習、22年に花徳(けどく)海岸で日本版海兵隊と言われる陸上自衛隊水陸機動団の着上陸訓練、23年には日米共同演習が徳之島全体で展開された。昨年9月に日米合同演習レゾリュートドラゴン25が行われた。

 オスプレイやF15,無人偵察機が動員され、民間の徳之島空港を使って自衛隊が発着訓練を繰り返す。徳之島の演習は「台湾有事」などでの敵攻撃と攻防戦の「現場」と言える。自衛隊は公共施設の公園で統合演習をやり、民間空港にC2大型輸送機を乗り込ませる。

 徳之島の住民は防災行政無線が流される中で、上陸訓練などに500人も動員された。陸自水陸機動団の班長は「徳之島は住民の自衛隊に対する反応も良好だ」と語っているという。

 厳しい状況の中でも、富さんたちは粘り強く軍事演習に反対する取り組みを続ける。訓練のたびに徳之島の3つの町に軍事訓練反対の申しいれている。地元の新聞も必ず行動を報道。こうした取り組みの中で住民から「自分も表立って参加できないけど応援している」「がんばれ」という声が寄せられる。

 「少数であっても声を上げ続けることが大事」と富さんは言う。その信念と継続した闘いは、どこの反基地運動でも重要なものだ。

 徳之島・奄美地域の闘いに、全国から連帯し共に反対の声を上げていきたい。

(イラク平和テレビ局in Japan代表・森文洋)

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