2026年02月06日 1906号
【9つの原発賠償訴訟 最高裁が不当棄却/これで終わりではないと抗議行動】
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1月26日最高裁正門前、「原発事故は国の責任、最高裁の被害者切り捨て許さない」の抗議のコールが響く。原発事故の国の責任と司法の独立を求めて闘う6・17最高裁共同行動2026実行委員会の緊急行動には約60人が参加した。
最高裁第一小法廷(安浪亮介裁判長)は1月22日、9つの国賠訴訟について上告を棄却。原発事故の国の責任なしとした22年6・17判決を踏襲し、国の責任を再び免罪してしまった。これでは再稼働に拍車がかかる。人権と生命を守るべき最後の砦の最高裁が全く役割を果たさなかったことに怒りが沸き起こった。
かながわ訴訟の村田弘原告団長は「世間やメディアが選挙に向く中、最高裁上告棄却が話題にならないよう市民の目をそらせるこの時期に発表された。司法が独立性を失い、政治判断をするまで地に落ちた」と憤る。だまっちゃおれん裁判原告団長の岡本早苗さんは「元原告と言うことになったが、被害者であることは続く。こんなことで終わるわけにはいかない」と悔し涙を浮かべながら訴えた。
その後、通勤客で混雑する新橋駅前SL広場で、市民にアピール。京都訴訟の福島敦子共同代表は「こんなこと許したら再び原発事故が起きる。裁判が終わったといっても問題が解決したわけではなく、闘い続ける」と決意を述べた。
6・17実行委員会は6月15日、3度目の最高裁包囲行動を実施する。前日にはシンポジウムや都内デモを企画。企画責任者は「判決が出たから終わりではなく、要求実現に向け、続く訴訟団と連帯して共同行動を広げる。何度でも来て、最高裁を逃さない」と語った。 |
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