2026年02月13日 1907号

【高市 トランプ ネタニヤフにNOを/ZENKO中央要請行動/選挙戦ただ中の銀座デモ】

 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)は1月30日、「高市政権退陣!大軍拡・戦争NO!命とくらしを守れ!」と中央要請行動を展開。イスラエル・アメリカ両大使館、自民党本部に抗議、外務省・防衛省と交渉、銀座周辺をデモ行進した。

 首相官邸前で抗議行動の口火を切った。ZENKOの山川よしやすさんは「こんなひどい解散はない」と、高市首相の統一教会との癒着、裏金議員の比例重複立候補、連立を組む日本維新の会議員の「国保料逃れ」などを並べ、「自己都合」の解散総選挙を批判。

 頭に高市≠つけて「インフレほったかしやめろ」「軍事費9兆円やめろ」「生活見殺しやめろ」といった約百フレーズのコールを首相官邸にぶつけた。

 「市民の連帯で東アジアから戦争を止めよう」と対面で集めたZHAP(ZENKO辺野古反基地プロジェクト)第3次署名2153筆を内閣府へ提出。自民党本部は過剰警備で迎え、「存立危機事態発言撤回」「首相辞任」を求める請願の受け取りを拒否した。

 イスラエル大使館に向けて、「フリーフリーパレスチナ」連呼。代表者5人が大使館前まで行き、停戦を破り攻撃を続けるイスラエルに「殺すな」と声を枯らして繰り返し叫ぶ。パレスチナでの人権侵害停止を求める要請書を門扉に挟んだ。アメリカ大使館では、ベネズエラ侵略のトランプ大統領を糾弾。ガザ和平計画の名で支配を狙う「平和評議会」の撤回を訴えた。

虐殺加担を追及/防衛省

 防衛省には、「ガザ・パレスチナ虐殺への加担と大軍拡と戦争準備・自衛隊ミサイル基地増強の停止」を求める請願を要請した。

 「防衛省としてはコメントする立場ではない」―ZENKOが「日本のファナック社が輸出した製造用ロボットで、イスラエルの軍事企業が兵器・弾薬を製造している事実を把握しているか」「日本企業がガザ虐殺に加担していると考えないのか」と問いただしたことに繰り返した回答だ。

 参加者は、世界中で問題になり知らないはずはないと確認し、「恐ろしいことだ。ジェノサイドに加担している可能性を認めたもの」と断じた。イスラエルからの武器購入に関しては「性能などを含め総合的≠ノ勘案する」と述べる。「総合的≠ニはガザでの実戦の成果≠煌ワんでいることになる」との指摘に対しても、否定はしなかった。

 京都府精華町の祝園(ほうその)弾薬庫増設は「継戦能力確保のため必要」と述べる防衛省に対し、周辺住民に甚大な被害が及ぶ可能性を再三説いた。「仮定には答えられない」と、命を軽んじる回答に参加者は「倫理感を問うている」と詰め寄った。

 要請に入る前、イスラエル製ドローンを選定しないよう防衛省前でハンガーストライキ中の「ジェノサイドに抗する防衛大学校卒業生の会」代表・平山貴盛さんらと連帯を誓い合った。

即時国家承認を/外務省

 外務省に対しては、まず、パレスチナ国家承認を直ちに行うよう求めた。外務省側は「いつどういうタイミングで行うか、検討している」と言うだけで、検討の具体的な内容を示さない。

 イスラエルに国際NGOの活動許可取り消しの撤回を強く求めよ、との要請には「イスラエルに対して声明を出しているが、回答がない」と弁明するばかり。要請団から、ガザへの食糧支援は、例えばエジプト経由、ヨルダン経由などいろんな形態の検討が必要ではないかと提案した。

 自民党の小野寺五典・安全保障調査会長ら国会議員15人のイスラエル訪問をめぐって「ICC(国際刑事裁判所)から逮捕状が出ているネタニヤフ首相と面談するのは、虐殺を容認する行為だ」と追及したが、外務省は「国会議員の活動なので」と逃げる。

 アルバネーゼ国連特別報告者の報告の中で名指しで批判されているファナックが「販売したロボットを何に使うかは買った側が決めること」と開き直っていることに対し、外務省として調査し対応するよう要求。トランプが終身議長を務める「平和評議会」についても「国連に代わる機関を作るもの。日本政府は参加するな」とクギを刺した。

 「日米関係は変わろうとしている。その中で日本はどういう外交政策をとるのか。そういう視点に立ってパレスチナ問題の解決を図ることが重要」と指摘した。

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 最後は、「高市やめろ!戦争はイヤだ!ミサイルよりも安心できる生活第一」を先頭に掲げ、選挙戦ただ中のデモ行進。東京電力本社にも「原発再稼働反対」と怒りを込めて訴えた。



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