2026年03月06日 1910号
【「議会を変える」/大阪府大阪狭山市議 小芝ひでとし/小さな声を切り捨てる 維新の議員定数削減条例案】
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大阪維新の会は、3月議会に「大阪狭山市議会の定数に関する条例の一部を改正する条例」=議員定数削減の条例を提案しています。
大阪狭山市議会の現在の議員の定数は14名。その定数を2名減らし、12名にするという条例案です。「議員を2名削減すると、年間約1600万円、4年間で約6400万円の効果があります」と説明しています。
しかし、議員の数を減らせば市民の声が届くやさしい市政が実現できるのでしょうか。
大阪府議会では、109あった議席が、現在では79にまで減らされ、全選挙区の68%が1人区となりました。そのため、得票率では26%に過ぎない維新が7割の議席を独占しました。もたらされたものは、21万筆を集めたカジノ住民投票を求める直接請求の否決をはじめ、府立高校つぶし、国民健康保険料の府内「統一化」など、医療や教育・福祉切り捨ての維新のやりたい放題の府政でした。
大阪狭山市でも、かつては20名だった議員定数が、現在の14名にまで削減されてきました(別表参照「狭山民報」より)。
それをさらに、12名にまで減らすというのが今回の提案です。現在の議員・会派構成は、前回選挙で、1位から3位を独占した維新会派3名、共創みらい4名、公明党3名、日本共産党議員団2名の4会派の12名と、あとは、一人会派の政風クラブ(自民系)と無所属・市民派「ええまち狭山」の私だけです。
そんな中での、議員定数削減は、一人会派、少数意見を切り捨て、多様な市民の声の反映を阻むものにほかなりません。
現行の状況でも、昨年の公立幼稚園存続の住民の願いなど、切なる小さな声が切り捨てられています。これ以上議員定数を削減すれば、地域の小さな声が届かない議会になることは明らかです。また、市民軽視の行政に対する監視も弱まります。
維新会派による議員定数削減を許さぬ声を議会内外で広げていきたいと思います。
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