2026年03月13日 1911号
【3・1朝鮮独立運動107周年/精神受け継ぎ アジアの平和実現へ/韓国ゲスト入国拒否に抗議も】
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2月28日、「3・1朝鮮独立運動107周年東京集会」が東京都内で開催され、120人が参加した。冒頭、司会から、前日に羽田空港に到着したゲストの韓国進歩連帯常任共同代表社会大改革委員会委員長の朴錫運(パクソグン)さんが、入管から入国を拒否されていると明らかにされた。メインゲストが空港で足止めされているという緊迫した状況の中で集会は始まった。
ジャーナリストの布施祐仁さんは講演で、「力でおどして押さえつけることでは、東アジアの永遠の平和は保証されないし、それどころか、東アジアを安定させる際に中心となるはずの中国人の間で、日本人への恐れや疑いをますます強めるであろう」という独立宣言書の一節を取り上げた。
布施さんは「トランプ政権は、可能な限り力の均衡を保ちつつ共存を図っていったほうが米国の利益となると判断している。背景にあるのは米国の国力の相対的低下だ。アジアにおける米国の影響力低下は、東アジアで新しい国際秩序を生み出すチャンス。大国の力による横暴を抑止するには、ASEANのようにその他の国々が連携し、『集団の力』を形成するしかない」と強調した。
朴錫運さんに代わって、急遽ソウルからオンラインで韓国進歩連帯政策委員長のチュ・ジェジュンさんが「光の広場、市民の闘いと社会大改革」について報告した。チュさんは、尹錫悦(ユンソンニョル)大統領の非常戒厳から「光の広場」革命、そして弾劾から大統領選挙を振り返る。
「朴槿恵(パククネ)大統領弾劾のキャンドル革命で発足した文在寅(ムンジェイン)政権は、革命の成果を独り占めし、結果として検察独裁政権に権力を明け渡してしまった。今回は社会改革につなげていかなくてはならない。昨年12月25日に大統領令で社会大改革委員会が発足した。市民社会と諸政党、政府の推薦委員で構成されている。3月10日にはその第1回国民報告会が開催される。得票率通りに議席が配分されるよう制度を改正し、市民参加の政治改革を目指す」
集会の最後に、入管の入国拒否への抗議声明が発表され、翌日の屋外集会への参加が呼びかけられた。
3・1集会 過去に向き合う
翌3月1日、新宿駅南口で屋外集会が右翼の妨害で騒然とする中で開催された。徴用工問題、日本軍「慰安婦」問題、朝鮮学校差別問題、沖縄基地問題など幅広い市民がリレートーク。トップバッターの日本製鉄元徴用工裁判を支援する会は「人が人として大切にされる社会を作るため、過去の人権侵害に真剣に向き合うことが大切。それが3・1独立運動の精神を受け継ぎ、アジアの平和を実現する道だ」と訴えた。
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