2026年03月13日 1911号
【若い世代、女性、初参加者…/3600人の声 首相官邸前に響く/「自民も維新も憲法さわるな」】
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衆院選で自民党は改憲発議可能な3分の2超の議席を獲得し、高市首相は「憲法改正に挑戦」と宣言している。憲法の平和主義を今こそ高く掲げようと2月27日、「平和憲法を守るための緊急アクション」が行われ、3600人が首相官邸前の歩道を埋め尽くした。
これまで官邸前で高市発言撤回を求めて別々に行動してきた市民グループ「WE WANT OUR FUTURE」と「憲法9条を壊すな!実行委員会」が初めて合同で主催した。
「憲法は権力者が理想を語るための道具ではない。権力者の暴走から私たちの命と人権を守り、戦争に向かわせないためにある」と述べたのは、弁護士の久道(ひさみち)瑛未(えみ)さん。憲法学者の飯島滋明さんは「安保法制で世界中の武力行使が自衛隊の任務に。自衛隊を憲法に書き込めば、それが憲法上の任務になる。こんなことはまっぴら、と自衛隊員も反対。自衛隊明記の改憲は決して許すことはできない」と力を込める。
東京大学在学中の金澤伶さんは「私たち学生は怒っている。最悪の物価高が生活を直撃する一方、防衛費は拡大し続けている。学生の半数以上は奨学金という名の借金を背負い、返済のためブラック企業を辞められない」と訴えた。
アクションの間もX(旧ツイッター)には「デモ初参加。力強いスピーチに勇気が湧いた」「もしかしたら声を上げることすらできない世の中になるかも、と人生初デモ」「こんなにも同じ想いを持ってる人がいるなんて」「熱い気持ちが共有できてうれしい」「大きな声を出してモヤモヤがスッキリした」といった投稿が続々と流れる。
「改憲反対」「平和を守れ」「自由を守れ」のコールが、300bに延びたペンライトの波に揺られ、何度も何度も繰り返された。
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